CASH FLOW GAME
土曜日、大学時代からの友人のお誘いで、起業家育成やファイナンスの理解によいと話題のキャッシュフローゲームに挑戦してきた。
ルールは簡単。
ゲームの始め、参加者はカードを引いて職業とそれに応じた基本的な支出の体系を決められる。弁護士、医者、エンジニアなどがある。
その後は人生ゲームの要領でサイコロをふりながらネズミの形をしたコマを進めていく。
マスの一つ一つには、1回休みだとか、サイコロを2回ふれるといった指示のほか、数種類あるカードのうちいずれかを引くように示されている。カードには、株式、土地、不動産といった投資をしながら自分の資産を増減させるような商取引や、市場についての情報が書かれている。
カードに書かれた情報をうまく利用して、できるだけ早く総支出(クレジットの支払い、育児費などのローン)を上回る不労所得(利息や配当、ビジネスを所有することで得られるキャッシュフロー)を得られる状況になるのが、最初の目標。それまではラットレースと呼ばれるゲーム盤中央の円をえんえんと循環することになる。
株式分割だとか信用取引だとか、会社の倒産による株の暴落だとか、まさに今現実の世界で起きているのと同様のことがゲームの世界でも起きる。ゲームが終わるころには、マーケットのしくみが驚くほどスムーズに、リアルに理解できていて自分でもびっくり。
プットオプション買います!マンション売ります!とかさらりと言っている自分が怖かったりも。
ラットレースを抜けると、ほぼ”上がり”のお金を使い放題のコーナーに移る。私はビルの管理人さんで、医者や弁護士だった友人に比べると、ローンの返済など支出も少なかったからか、なんだか気づかないうちに上がれてしまった。
結構面白かったけど、さすがにホリエモン事件などを見てしまった後なので、ラットレースを抜けるにも不正は駄目なんだわあとしみじみ思ったりもしたのでした。