気になったもの

朝、チェックアウトするまでの間、NHKFMを聴いていた。流れていたのは、世界の名盤特集。俳優さんと女性のパーソナリティの二人で進めていたのだけど、なんだか心地いい感じ。ABBAのチキチータ、ダンシングクイーンがかかる。演出と俳優を同時にこなしている人で、「俳優は役になりきることができるけど、限界がある。演出は、人を使って、世界を作ることができる。そこに惹かれて演出をする方が多かった気がする」なんて話をしていた。声も素敵だからと「お別れは朗読で」とパーソナリティの人に乞われて夏目漱石から正岡子規へあてた「ロンドンからの手紙」が読まれた。

そのあとの番組では、ワールドミュージックということで中国の二胡の音楽が。二胡も独特の響き。神々の世界が想起される感じ。



移動中時間が少し空いたので喫茶店でココアを飲んでいた。音楽雑誌を読んでみた。ロックなんてわからないと思ってたけど、共感できるかも。ビートルズ来日特集。当時のマスコミは警察を出動させたほど大げさな警備だったけど、実際に彼らのすごさを知ってのことではなかったのではという指摘がある。イギリス王国が認めているアーティストだから、日本もきちんとしとこみたいな。でも彼らはそれなりに日本滞在を楽しんで帰っていったみたい。


日本で好かれるロック歌姫。1位はカレン・カーペンターズ。彼女の内に秘めた控えめなところが日本人の気質にあっているからみたい。歌声がすき。かわいらしいが彼女を支持する主な理由になっていた。2位はマドンナ。基本的に派手でロック歌手は日本での理想の女性像から離れてるから、カレンがトップにでてくるのは日本らしい結果なのだとか。


帰りの電車ではiPod倖田來未中島美嘉を聴いてた。最近の音楽にはついてくの大変と思って敬遠してたけど、聞いてみると気持ちよかった。好きかも。


今回はパソコン関係の雑誌の仕事できたはずだったのだけど、音楽に刺激を受けた滞在だった。なにか、これから、音楽関連で環境の変化が起こるかもしれない。不思議な予感。