Happy Wedding♪

最近、大学時代の友人が、結婚した。

私にとっては、いつでもやさしくて、思いやりに溢れてて、ものまねがうまくて、
話を聞いてくれるのもうまくって、居心地のいい、兄に近い存在だった人。
あまりに時間が経ちすぎて私には思い出せないほど遠い忘却のかなたにある、
数々のエピソードを、本当によく覚えていて、いっしょにいると、いつでも
18、19歳の頃の私たちにタイムスリップした気分になれる人。

そんな彼だったので、式にはとても、とても、たくさんの人が集まった。
大学時代の友人たちだけで20人くらいいて、
その中には私自身は連絡とっていなくって10年近く会わなかった人もいたので、
結婚式というよりは、同窓会といった方がいいのではと思ってしまったほど。

そんな彼だったので、奥さんもとても、とても、素敵な人だった。
奥さんの友人祝辞で特にそれを実感した。
当時学生だった奥さんは、メキシコに留学中、
周囲にほとんど誰もいないところで、そのままだったら死んじゃうような
大変な病気になって倒れてしまったことがあるんだって。
絶体絶命のピンチ。もうだめかと思いかけていたその時に、
たまたま近くを人が通りかかってくれた。


彼女は自分のありったけの力を振り絞って、そばにあった時計やら、本やらを落としまくって、できる限りの物音を立て、非常事態を伝え、九死に一生を得たそう。
そんな経験がいくつかあり、そういう風にして生きる力を与えられたからこそ、
いろんな困難にも立ち向かえるし、周囲に勇気やパワーを与えてくれるから、
みんなに慕われる人でしたっていうようなことを話してた。
周囲を喜ばせることが大好きでいろいろな場面で一芸を披露するという彼女は、
式でも、すてきな歌声と二胡の演奏を聞かせてくれて、素晴らしかった。

沢山の人に祝福され、それが何の無理もなく、彼らだから当然のことだという風に
受け入れられていく。なんて素敵な人たちなんだろう。


彼らを見てたら、平和を願い、自分の信じる理想や夢を大切に、
まっすぐに生きるという、最近私が諦めて捨て去ろうとしてた思いが、
にわかによみがえってきた。
自分の人生をここのところ浪費してたかもとちょっぴり不安になったりもした。
すこしばかり反省した。

末永くお幸せにね。