モデラーズフリマ

        

プラモデル好きの友人とビックサイトに行ってきた。モデラーズフリマっていうプラモデルやラジコン専門のフリーマーケットがあったんだ。


プラモデルの世界は正直言ってよく解らない。でも、日ごろから友人があんまり夢中になってプラモデルの素晴らしさを語ってくれるので、そんなにいいものなのかなあと、だんだん興味がわいてきた。プラモ、プラモ、と聞いているうちに、自分も一つ....とこの前メーヴェも作っちゃったし、実際作ってみたら、絵を描いたり、テディベアを作るのと同じような楽しさがあるのを発見したから、多分、そのうちもっと好きになるんじゃないかな。


フリマというだけあって、出展してる人と会話しながら値引き交渉をしたり、まとめ買いをして少しおまけをしてもらったりするのが醍醐味のようだった。でもここにはさらに、プラモデルのフリマならではの面白さがあることを教えてもらった。


例えば、いろいろな模型のパーツが大量にばら売りしているコーナーがあった。友人いわく、「カスタマーセンターに問い合わせてくる人用に、ストックしておいたりしたものだと思うんだけど。でもこういうの結構使えるんだよ。好きな人は部品が気に入らないと、自分で削ったり型をおこして作ってしまうんだ。特に車より飛行機のパーツの方が細かい部品が多くていろいろなものに応用がきく。透明のパーツはほら、切り取れば窓ガラスにしたりできる」


「AIRFIXってイギリスのメーカーなんだけど、箱ばかりデカくて中身はちょっぴりしか入ってないんだ。でもいいんだよ。クリスマスなんかにアメリカ人やイギリス人は、プレゼントを子どもたちに贈るだろう。箱が大きいってだけで子どもたちはうれしいんだから。これはこれでいい」


「こういうとこにはね、作りかけで途中でなげちゃったのが箱に入って売っている時があるんだ。でも返ってそっちの方がよかったりするんだよ。好きで始めたやつだからさ、部品以外にも色を塗るために参考に揃えた資料やら、余分なものをいろいろ入れてたりするんだ」


一日実際見て回って、自分なりにも興味深い発見がいろいろあった。
ドイツのプラモデル会社Revellの箱はすごく綺麗だった。ロックウェルやコカコーラのイラストに似てる感じ。
Remembering Revell Model Kits (Schiffer Book for Collectors)

プラモと一緒に本を売っている人もいたんだけど、戦車や戦艦、戦闘機が好きな人たちが読む本は、ミッドウエー海戦についてだとか、司馬遼太郎だとか、歴史もの戦争ものが多かった。


友人は、STARWARSとSTARTRECKの宇宙船一つずつと、飛行機を買ってた。同じのをすでに持っているらしいんだけど、自分で買ったときよりうんと安かったのと、前のは思いっきり自分流にアレンジして色とか好き勝手にしてしまったから、今度のは忠実に作るんだと言っていた。



何かを極めるっていいなあ。いろんな世界につながるんだなあ。人の趣味にくっついてくと、自分では絶対知りえない世界に飛び込めて、面白いな。
充実した一日でした。