ウズベキスタンの青い空、青いモスク

ウズベキ2


旅行作家の下川裕治さんとお話する機会があった。最近行ってこられたという、ウズベキスタン*1について、興味深い話を聞いた。


ウズベキスタンの空は、本当に真っ青。海から遠く離れた内陸の地にあって、雲が発生しないんだろうね。イスラム教の国なのでモスクがあるのだけれど、そのモスクの屋根も、青いんだ。なぜなんだろう。一説には、その頃の王が、雄大な青い空に挑んで、自分も空を作れるぞと、青いモスクを作ったんだという。一方で、不安だったんではないかという説もある。あまりに空が青くて綺麗なので、空をもう一つ作ってしまった。天の空がもし無くなってしまったとしても、モスクの空があるんだという風に」


まだ一度も訪れたことの無い国だけど、いつの間にか、私の心はウズベキスタンの町へ(挿絵は私のイメージするウズベキスタンの空とモスク)。


今年の夏、日本では、ターコイズのブルーがやたらはやった。イスラムの国トルコの石はSky Stone(空の石)とも呼ばれているそう。12月の誕生石ということで、母がたくさんあつめていたっけ。「青」が改めて好きになった。

*1:首都タシケント。国民の80%がウズベク人。旧ソ連から独立してできた国。ブハラ・サマルカントなどがシルクロードの交易都市として世界遺産に登録されている。